2020/5/5リリース 東京女子流「キミニヲクル」制作秘話インタビュー
Co-Writing Farmの永野小織です。
本日2020/5/5発売、東京女子流 結成10周年記念シングル「Tokyo Girls Journey」にCo-Writing Farmペンギンス、The Answer、リリックラボ福原健太郎、そしてRyo Itoのコーライト曲 「キミニヲクル」が収録されています!
4名でのコーライティング曲ということで制作秘話を聞いてみました☆
1・4名でのコーライティング曲ですがどのように制作されましたか?
トップライナーのペンギンスがファースト・デモを作りました。この時点でベースラインをフューチャーするんだと決めていたことが記憶に残っています。そのあとThe Answerがトラックを、福原健太郎が歌詞を書き、全体をRyo Itoがディレクションしながら進めていきました。(ペンギンス)
2・歌詞についてはどのような想いで制作されましたか?
東京女子流が結成10周年を迎えるということもあり、今までの10年の軌跡を振り返るような、そしてこれからの10年の未来も信じ続けられるような詞をイメージしました。東京女子流のメンバーだけでなく、この曲を聴いた人が少しでも未来に前向きになれたら嬉しいです。(福原健太郎)
3・とってもベースがかっこいいですね!
東京女子流はグルーヴィーな音楽をやっている印象があったので、10周年というこのタイミングでベース前面に出したアレンジにしてみました。その為にしっかり芯のあるゴリっとした歪を与えた音作りにして、細かいベースフレーズが聞き取れる音作りを試みてます。(The Answer)
4・実際東京女子流のみなさんが歌った音源を聞いていかがですか?
サビ前の「たしかめたい」が聴きどころですね。女子流らしいボーカルワークになっているのではと思います。(ペンギンス)
5・最後にひとこと
結成10周年おめでとうございます!作家一同心よりお祝い申し上げます。東京女子流のグルーヴィーな音楽性はとても素晴らしいものだと思うので、今回楽曲提供できてとても嬉しいです。ライブで聴ける日がくることを楽しみにしています!
Co-Writing Farm Spotifyプレイリストにも早速追加。
みなさんぜひ聞いてみてくださいね。
=LOVE ≠MEの新曲「次に会えた時 何を話そうかな」が公開されました
こんにちわ。
CWFの長沢知亜紀です。
4月15日指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)と姉妹グループの≠ME(ノットイコールミー)の新曲「次に会えた時 何を話そうかな」のミュージックビデオが公開されました!
こちらは田辺望さんと共作で制作しております。
=LOVE/≠ME 「次に会えた時 何を話そうかな」【MV】(イコールラブ/ノットイコールミー)
この楽曲は指原さん発案のもと、新型コロナウィルスが猛威を日本でふるうなか、少しでも「次に会えた時 何を話そうかな」と前向きになれるよう作詞をされたそうです。
指原さんも自身のTwitterで短期間で制作したことを呟かれておりましたが、我々作曲家もその思いに応えるべくハイスピードで制作いたしました。
この楽曲で少しでも日本が明るくなるとよいなと思います!
ぜひ聞いてください!
遊助「why」にみるJ-POPコーライティングの現在形
こんにちは、Co-Writing Farmのペンギンスです。
今年に入っても続々とCo-Writing Farmメンバーの楽曲提供が続いています。その中から今日は遊助「why」(アルバム「遊言実行」)のソングライター、L"s Storyからリリースにあたりコメントをもらいましたのでそれとあわせて曲をご紹介したいと思います。
from L"s Story
・サウンド面での狙い
以前遊助さんのライブを拝見した時に、感動する部分や盛り上がる部分、クールでかっこいい部分などがあったので、今後そのクールでかっこいい部分の定番にしてもらえるような曲を作りたいと思い制作しました。
・役割
主に僕がファーストデモとトップライン、Rinzoさんがトラック、歌詞は遊助さんです。
そしてプリプロ時にスタジオで歌詞に合うようにメロや歌い回しを調整しながら三人で完成させていきました。
・印象的だった点
曲頭のメロディは元々はもっとシンプルなメロディだったのですがスタジオで遊助さんと歌詞を合わせていた時に偶然印象的なメロディが出来て、素晴らしい曲頭になったと思います。こういうのは現場ならではで面白いなと感じました。
===
僕も聴いてみてL"s StoryらしいクールさがJ-POPマナーの中にうまく溶け込んでいて、改めてコーライトによる、特にアーティストとの距離が近い中でのプロダクションって一リスナーとしてワクワク感あるよなぁ、と思った次第でした。
皆様是非チェックしてみてください!
4/18(sat)18:00~ 楽曲コンペの現状がわかるかも!? どなたでも参加可能なZoomイベント開催☆
こんにちは!Co-Writng Farmで作家をしております、永野小織です。
兼業で作家をしていますが、先週より、徹底した在宅勤務の生活を送っております。
「食卓で仕事をしていて疲れる」等の話をよく聞きますが、作家業用に買った良い椅子がこれほどまでに役立つとは…
ここであらゆる仕事をしています
さて、今週末、巣籠り中の作家のみなさん、音楽業界に興味のあるみなさんに向けて
Co-Writng FarmではZoomイベントを開催します!
2020年にコンペで採用される楽曲とは?
〜入門篇〜
2020/04/18 (土)18:00 -
山口ゼミ塾長 山口哲一さん、副塾長 コーライティングの伝導師Ryo Itoさん、ソニーミュージックのコンぺ窓口を務めるKazyさんが、お酒を飲みながら、2020年のコンペについて赤裸々に語ります。
Co-Writng Farm作家の飛び入りもあるとか。本当に生の声がきけると思います。
無料、オンラインということでとっても気楽にご参加いただけます☆
少し覗いてみようかな?という方もお気軽にどうぞ!!
参加には事前お申込みが必要です。以下からお願いいたします。
https://peatix.com/event/1457859
たくさんのご参加をお待ちしておりますー!
International Songwriting Campに参加してみた No.7
Kazです。
では、引き続いて
欧米マーケットに向けた海外Writing Campにおいて日本人トップライナーとして貢献する為に必要不可欠になるスキル。そしてその対策
今回で最終回にします!笑
<4:Communication力 それを支える英語力>
結局のところCampっていうのはSessionがもちろん全てだと実感しました。
そこで良いセッションをする。良いアイデアを出して、良い時間を共有して、しっかりと貢献して良い曲ができる。(それが決まったりしたらもちろん最高)
でも、音楽的なスキル、センス、瞬発力、声の良さ、に加えて、
結局 一緒にいて居心地よい時間が過ごせたかどうか? 有意義な出会いになったのかどうか?
が何より大事だなって思いました。
セッションが終わったら、Main Activityは食事、飲みですし笑 、そこで馬鹿話もすれば、日本でのことを積極的にシェアしたり、自分の深い内面を互いに語り合ったりだとか、そういう時間を通してしっかりWriter達と互いに「凄いいい時間だったよね。こいつとまた会いたいな」とお互いに思えるかどうか。それが何より凄い大事で。
思えば少し背伸びをして沢山のSessionを無理やり詰め込みました。7月にLondon。9月上旬に台湾から Barcelona。Stockholm。Copenhagen。7月のLondonではCampが終わった後も、現地で繋がったProducer達とアポイントを3 session 笑。BarcelonaでのCampの最終日の打ち上げに参加していると、間に合わないので、深夜便に乗ってStockholmに。そして最後はCopenhagenに。自分でもよくやったと思います。苦笑
街並みとか、カルチャーとか、漂う空気感はどれも刺激的でした。
でも結局一番思い出すのは、そこで出会った「人」です。
また、こいつと会いたいな。こいつとセッションしたいな!と思える出会いを一期一会のセッションの機会で作る力。
これがコミュニケーション力で、それを支える英語力がほんまのコミュニケーションの英語力なのだと。だからそう言う意味でやっぱり英語は大事だと。
もちろんそこで満足せずにCutも取る!と言う心意気が一番大事だと思いますが
Writing Campに参加して海外に行って得られる最大の収穫はきっとそこだと思います。
絶対に出会いを無駄にしないこと。そこで過ごした時間と友情が結局何よりの財産だと思い、それが長い目で見て自分の音楽人生をおそらく豊かにしてくれるはず。だと思うからです。
Tileyardがこんな感じの記事をまとめてくれていて、なんか僕の感想を大々的に挙げてくれました。こんな僕とフラットに付き合ってくれて、素晴らしいArtists達でした。
こちら ↓
最終日で空港に向かったので写真に載ってないですが。
でも本当に気持ちが嬉しかったです。
いまだにTileyard A&R 兼 スタッフ兼 Songwriterで来ていた
↑ Jamie SearlsはメールでBriefをシェアしてくれます。笑
コロナで今はLondonかなりひどい状況のようです。音楽周囲も止まってしまっていると。状況はひどいですが、現地で出会ったWriter達とは今も友人として自然にinstaでやり取りしているので、僕にってまだこの出会いは続いている事も収穫だし感謝な事です。
実は書ききれなかった事とか、もうちょっと具体的な英語の事とか、
分類してまとめて記録してオープンにすることを考えていて、それは note とかに始めるつもりです。(言ってしまった 笑)
僕自身も昨年蒔いたこの種を無駄にしないためにも
また会ってSessionしたいので、なんとかヨーロッパに最低で年に1回は行きたい!と考えています。(いつ行けるのかはコロナ次第ですが^^;)
だいぶ数回に渡って長くなってしまいましたが、Blogを読んでくださった方で
海外Campに興味を持っている方のほんの少しでも役に立つ内容になっていれば、
また思い切って挑戦しよう!!と背中を押される方がいればとっても嬉しく思います!
International Songwriting Campに参加してみた No.6
気がつけば6回目になりました ^^;
欧米マーケットに向けた海外Writing Campにおいて日本人トップライナーとして貢献する為に必要不可欠になるスキル。そしてその対策
引き続いてみます。
<4:海外楽曲を歌ってコピり続ける>
Songwriterとしてトレンドに敏感である為に、Spotifyなどで海外楽曲をチェックしてインプットする。ことを作家はやるわけですが、
トップライナーとして欧米マーケットに向けて書くキャンプで貢献する為には、それだけでは不十分で、
歌ってコピーしてフレーズを自分の血肉にしてしまう事が必要だと感じました。血肉になっているレベルのものはいざというセッションでも出てくる。と言うのを痛感したからです。
僕をセッション中に助けたフレーズに, Because of who you are (この楽曲)と言うフレーズがありました。このフレーズがメロディーと一緒に出てしまった瞬間があった。何故これが出たかと言うと、学生時代3年間でBlack Gospelをたくさん「歌っていた」事が背景にあります。歌詞を知らぬ間に覚えるまで何回も歌っていた。そのフレーズが体に残っていたんでしょう。元の楽曲とは違うメロディーで、この言葉にハマるメロディーと気がつけば出てしまっていた。そうすると、「Sick!(いいじゃん)」みたいなことになったりする。そのアイデアで行こうぜ的な感じになったときは、そう言う体に染み込んでいるからこそ出てきたフレーズと一緒になったMelodyだった。そう言う発見と気づき。これは大きかった。すぐに、こう言う体に染み込んだフレーズの蓄積の量が多ければ多いほど、それが瞬時に取り出しやすくなる。
つまり、英詞でのトップライン出しがスムーズになるはず。
そう確信できたからです。
僕は移動中に曲をSpotifyで歌詞表示させながら見て、文字通りそのシンガー、ARTIST、の息遣いまでコピるっていうのを1週間に1−2曲と自分に課し始めてみました。歌うのが好きなので苦にはもちろんなりません。笑 大切なポイントは必ず、歌ってコピる。ま、歌わないとコピれないので当たり前ですが。この積み重ねは、必ず次回以降のセッションで間違いなく役に立つと思います!ちなみに僕は今、
と
をコピっております。ま、好きものを優先しています。笑
その方が続きますから。
今日はここまで!
自分で言うのもなんですが 次回でいよいよ締めます!
こちらはLondon在住 James Grover。Londonで一緒に書いた曲があり、なんらかの形で年内にこちらの曲をなんとかできないかしら。と言う話になっています。笑
作詞家・Mikeyがいま、コーライトを始めたわけ
こんにちは、CWFメンバーのMikey(マイキー)です!
2020年4月よりCWFに入会しました。
元々は2005年に水樹奈々さん歌唱のTVアニメ挿入歌でデビュー以来、15年ほど岩佐麻紀(他、Mikey)名義で作詞家として活動しているのです(継続中です)が、NEWSさんの歌詞を採用していだいたた頃お世話になったプロデューサー(当時)の伊藤さんがコーライトを勧めていらっしゃるということで以前からCWFには興味を持っていました。
でも、歌詞しか書けない私に作曲講座なんてハードルが高すぎる、と思って何年も躊躇していたところ、偶然知り合ったCWFメンバーのKorivaさんに「大丈夫!」と気軽に誘われたので意を決して「山口ゼミ」の門を叩いたのが2019年の7月です(正確には同年3月に真鶴で行われたコーライティング・キャンプのワークショップにも参加しました)。
山口ゼミの講義では楽曲コンペに勝つための戦略を指導してもらえます。その後、Co-Writing Farm(CWF)に入会するためには次のステップとして「extended講座」で半年間実践を行ってスキルを磨く、あるいはアピールしなければなりません。
ここが私にとって「ハードルが高い」と思ったポイントです。
私は以前あるA&Rさんから「今から作曲家を目指すのはやめた方がいいよ。そのまま商品として発売出来るクオリティじゃなきゃ採用されないから」とアドバイスされたこともあって、作曲は趣味程度にしかしてきませんでした。
ハナウタでメロディを作る程度の私が「CDクオリティ」のデモを一人で作ることは不可能だからです。
15年間作詞コンペのデモを聞き続けてきたので、そのクオリティの高さは充分に知っていました。
ですが…ここがコーライトの素晴らしいところで「一人で曲が作れなくてもチームで良い曲を作ることが出来ればOK」なんです!
しかもCWFのメンバーのみなさんは「コーライトしたい」方ばかりなので、声を掛ければすぐにコーライトしてもらえます。
おかげでなんとか無事にCWFに入会することが出来ました♪
7月〜3月の9ヶ月の間、最初のうちは「クオリティ重視で歌詞しか書かない」ことにしていましたが、それでは成長がないので少しずつメロディも提案するように心がけました。
作詞コンペは基本的に孤独な作業でフィードバックも得られないため不安になることが多いです。
それがコーライトになると、チームのメンバーや採用担当の方々が歌詞も重要視してくれていることが分かるのでモチベーションが上がります。
今まで楽曲コンペを通過したデモ曲を聞き続けてきたので「このくらいのクオリティならコンペに通る可能性がある」ということは大体分かるので、それはコーライトにも役立っていると思います。
とはいえ、ゼミ中はよく山口さん伊藤さんに「これじゃまだ足りない」とご指導いただいてましたが…
反対に、今までは歌詞を書くために仮歌やシンセメロばかりに注目してきたので、アレンジに対しては判断が甘いという弱みにも気づきました。
これは今後の課題として克服していきます。
「extended講座」では現役で活躍されている講師のDAW講座もあるのですが、MIXの話が難しくて、講師の方に「機嫌が悪いのかと思った」と心配されてしまうほどでした(その節は本当にごめんなさい。真剣に聞いていただけです)。
コード進行も最初は「4536ってなんの呪文?」というレベルで不安いっぱいでしたが(汗)、今はファースト・デモ(メロディとコードとテンポというシンプルな構成で曲のイメージを伝えるシンプルなデモ)も打ち込みで作っています。
人間、必要に迫られればなんとかなるものだ、と実感しました。
事務所に所属してコンペに曲を提出しているけどなかなか決まらない、趣味で曲を作るけどアーティストに提供するにはどうすればいいんだろう、と思っている方は一度コーライトを試してみることをお勧めします!
私も今後は採用に向けて曲をたくさん作っていきたいので、コーライトのお誘い大歓迎です!
よろしくお願いします♪