日本で名曲は生まれない?語学留学で気づいたLAの音楽事情
「日本はまだ同じことをやってるんだね」
海外に拠点を移して、活動されてる作曲家の大先輩が言った衝撃的な一言。
昨年、私がハッとさせられた言葉でした。
日本の音楽は果たして本当に同じことばかりやってるのでしょうか?
海外の音楽はそんなに最先端なのでしょうか?
疑問がふつふつと募りすぎて、LAヘ。
なんていうのは、建前でw
半分バカンス、半分語学留学をしにLAに2週間ほどいってきましたCWFの長沢です。
滞在期間は2020年1月11日〜1月26日の2週間。
せっかくなので皆様にその情報をお届けしたいと思います。
LAの生活と音楽
いったいどのように紐づいてるのでしょうか。
本当であれば、セッションなどもしてみたかったですが、
今回は学生寮(という名の普通のマンション)に滞在して、
向こうの生活を体験することで音楽を感じて来ました。
驚き1
夕方ニュースのCMまたぎにジャスティンビーバー
うっかり前泊をしたホテル(※なんでそんなことになったのかは番外編に続く)でニュースを見てると、CMへ行く前に聞き覚えのあるジャスティンビーバーが流れるじゃないですか。
日本だったら夕方の帯ニュースの音楽はよく聞くジングル(ZERO~みたいな)
それももちろんいいけど、アメリカの偉大なポップスを日常のテレビ番組で聴けるって
生活に根付いていていいなと思いました。
驚き2
UBERでかける音楽は自分好み
LAは圧倒的な車社会。
そんな社会を象徴するかのように発達したのはUBER。
※UBERとは
アプリやWEBを使用した配車サービスで、タクシーよりも安価に気軽にドライバーを呼べます。その利便性は素晴らしく、呼んだら3分以内にはどこへでも来てくれます。
私もLAでは頻繁にUBERを使用してました。
(あまりにも使いすぎて、日本に帰ってからもUBERを呼ぼうとしてしまうほどw)
日本のタクシーよりも安価に呼べるので、とても便利でした。
ドライバーの皆様は自身の車でお客様を目的地へ運びます。
そのため、車の中はドライバーの自由です。
そこで私はとんでもない種類の音楽を聴きました。
UBERは軽く14〜5回乗ったとおもいますが、
ほんと〜〜〜〜〜に1回もジャンルかぶらなかったと思うw
・Amercan Pop
・アニソン
・Blues
・R&B
・メタル
・UKロック
・ジャズ
・ファンク
・80'sロック
・ビートルズ(しか流さないとおそらく心に決めてるw)
・EDM
・future pop
・Trap
etc・・・・
まがりなりにも作曲家の私もまぁほとんどわかりませんでしたw
そのたびSHAZAMもしながら新しい音楽を聴き、コミュニケーションを取る日々。
音楽は世界共通言語と言いますが、その通りでした。
どんな人にも必ず
"Do you like this music?"
と聴き・・・(これでいいのか英語w)
その後のUBERはとても盛り上がりました。
LAでは
「車のなかで自分の音楽を好きなように聞く」
これがもしかしたら普通のスタイルなのかな?
もちろん、日本でもたくさんの人が音楽を聴いてるとは思いますが、
こんなにワールドワイドに聴けるとは・・・!思っていなかったのです。
驚き3
コスメショップで店員さんがHipHipを歌いながら接客
とあるコスメショップ。
日本ではまだ入荷されていないレアなお店です。
店内は多くの人々で賑わい、ようやく入店です。
一見強面の黒人の美人ショップ店員さん。
友人はちょっと声をかけるのもためらいます。
ですが、次の瞬間。
店内に人気のHipHopが流れると
割と大きな声で歌いながら商品を整え始めるではないですか。
「ちょ、仕事中に?w」
なんてツッコミは大間違い。
彼女のとんでもない美声に酔いしれながら、
多くの人々がノリノリで、好きな化粧品を選ぶのでした。
さて。
今回書いた3つのエピソードは私が日本ではあまり体験できないなと思ったことでした。
LAのが最先端!日本が遅れてる!なんてことはないかもしれないけど、
LAの人々はEveryday・Everywhere音楽を楽しんでる
それは生活の随所でそうなんじゃない?とおもいました。
生活に根付いていないからって、日本から名曲が生まれないわけではない。
でも、音楽がもっともっと身近になったら、日本の音楽はもっと明るいのにな
「同じことの中でもね、進化してるのよ」
って、もっと堂々と言えるかなと思った女一人旅だったのでした。