International Songwriting Campに参加してみた No.4
海外Writing Campからのレポ4回目。
では今回は
欧米マーケットに向けた海外Writing Campにおいて日本人トップライナーとして貢献する為に必要不可欠になるスキル。そしてその対策 を書いてみたいと思います。
正直、たかが数回 ヨーロッパWriting Campに書いた程度の経験を基にして書いていることですので、主観的で偏った見方になっているとは思います。僕が教えて欲しいのが本音なんですが、(^^;; そういう部分も踏まえた上で 一つの参考程度でもお役に立てればと思い書いてみます。
<1:英語の底力はあるに越したことない!
英語力をUPし続けよう>
前回、現地での主流な制作スタイルが <楽曲のコンセプトを考えながらトラックに合わせてリリックとメロディーを同時に出して作っていく>
ことであることに触れました。ただ第二言語である英語で、Nativeを相手に対等に不自由なくSpeedyに意思疎通しながら英語で歌いながらアイデアとして出す。
というのは、やはり
ちょっとや、そっとの付け焼き刃的対策でどうにかなる類のものでは無い英語力が必要 です。
何もNativeのような発音で話す必要はないです。
<Nativeと言っても例えば Londonで話されている英語とマンチェスターで激しく差があるように、アメリカでもStateや人種でイントネーションが変わるし、Nativeって言ったとき、<何を基準に?>という話ではあるんですよね(^^;;>
せめて相手が言っていることの60-70%ぐらいは理解できて、その上で、自分の考えていることを抽象的なレベルのことでも正確に言える英語力が必要。これがあるとcommunicationとして彼らとの対話を楽しめるはず。そう感じました。
そしてその英語力を、現実的に日本で仕事しながら身につけるには、覚悟を決めて現役意識を持って、1年−2年単位の長期戦の視点で英語力をUPさせていくこと。が必要なのではと思います。(ちょっと行く前に対策しましたというレベルでは、J-POPに向けて、Sessionのみで非言語や最低限の言語でコミュニケーションして乗り切る形でのセッションはなんとかなるかもしれないですが。)
どんなに早口で、何か言われても、相手の言っていることがわかるだけで心理的ストレスは減るどころか楽しむ余裕が出てきます。加えて自分の思っていることを自然に反射的にどんどん伝えていくレベルの英語力に到達しておくことは重要。それにはやはり英語力の底力が必要だと思います。できれば日本国内でも定期的に英語を使う環境があったりするとやっぱりbetterで、長期を見据えて楽しみながら継続してトレーニングしていく環境を日本国内で作っていく事が大事だなと思います。
<2:自分はシンガーだ!笑 つまり何事にも遠慮しない>
さて。前回述べたようにメロディーを書く人間はみんな歌がめっちゃ上手いアーティスト、シンガーしかいません。普段は仮歌は自分では歌わない。というトップライナーさんの場合は「私は!俺は!シンガーだ!」という自己アイデンティティーを無理やりにでも持ってしまうのがベストだと思います。
遠慮なんて要らないなと。Producerタイプの人でも、アイデア思いくや否や堂々と歌います。ARTISTと比べたら歌のレベルは低いですけど堂々とシェアするんですよね。もう、だーれも遠慮なんてせずに、歌いまくります。笑
Team memberにいるARTISTほど歌のレベルが高くないから、、、とか関係ないです♫ I’m a songwriter, singer as well! とか思い切って最初に言っちゃう!これをまずはスタートラインにしちゃえばいいと思います。そもそも、こんなCampに参加するって言うこと自体が僕にとっては冒険でした。この部分は良くやるよな、と自分でも思いますが 割と飛び込んでいく耐性がすでにあったんだと思います。笑
さて。今回はこの辺りにしておきます!
(BarcelonaでのWriting Sessionの1コマ)