Co-Writing Farm Official blog

クリエイター集団Co-Writing Farm(CWF)のオフィシャルブログ。メンバークリエイターの日々の活動などをカジュアルにお伝えします。

ペンギンスさんの「30分で最高のメロディーを作る~スピード作曲実況中継~」を受講して

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こんにちは。Co-Writing Farmの室屋です。

6月27日(土)は、ペンギンスさんによる山口ゼミスキルアップ講座、

「30分で最高のメロディーを作る~スピード作曲実況中継~」

がZoomで開催されました。

私はメロディーを作るのが非常に遅いので、今回の講座をとても楽しみにしていました。

 

本日は受講した感想や、考えたことなどを書かせていただきます。

とにかく感じたことは、「ここまで言語化してくださるなんて!!!」という感動です。

かなり主観ですが、感じたことや考えたことを書かせていただきます。

 

・第1部「講義」

・第2部「作曲実況中継」

・第3部「質疑応答」

という3部構成で、盛りだくさんの内容でした。

 

 

 

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まず、「良い基準」→「良い判断」→「良いメロ」

というお話をしてくださったのですが、私は一番根っこにある「良い基準」についてのお話にすごくたくさんの気づきがありました。

 

良いメロには良い基準が必要ということは、良くないメロは判断基準が良くない

という少し当たり前のような事が、私にとってはかなり発見でした。

 

今まで自分で作っていて、すぐ

「うわあ・・もう本当自分才能ないわ、センスないわ~」

と自分を責めることがあり(きっと誰しも一度はあると思うのですが)、

「才能」「センス」というような実態のない言葉を使って、逃げていたのですが。。

 

これからは、「才能ない、センスない」ではなく、ただ「採用する基準が違った」と、ポジティブに冷静に捉えることができるなと思いました。

 

例えば、自分のメロディーをを他の人に聞いていただいた時に直しが出たとしたら、

自分はどういう基準で、その部分のメロディーを作ったのか?

をまず振り返って、自分が採用した基準と、相手が求めている基準とのズレを確認することが大事だなと思いました。

実態が見えづらい「センス」「才能」のような言葉に逃げるのではなく、具体的に対処できる「基準」という考え方はとてもいいなと思いました。

 

またお話しの中で、ペンギンスさんのブログに登場する「メタメロディー」についても触れられていたのですが、実際にご本人の口からお話いただいて、ピアノロールを見ながらだと、さらによく理解できました。

それにしても、ピアノロールって、目で見てブロックの形がわかるので、非常に便利ですよね。

メロディーを楽譜に起こすのも良いですが、実際にDAWに打ち込んで、ピアノロールを俯瞰して見てみると色々な発見があるなと思っています。

 

また「作曲の方程式」ということで、ペンギンスさんの方程式も公開してくださいました。

でも当たり前ですが方程式があるからと言って、ペンギンスさんの書かれた曲がどれも同じに聞こえるか、というと全くそんなことはありません。

むしろ、自覚がない人こそ自分のクセに翻弄されて、「なんかいつも似たような感じだなあ」という曲を作ってしまいがちだという事がわかりました。

自分のもっている基準・クセに早く降参して、ペンギンスさんの言葉でいう「偏見コレクション」として、ある意味開き直って自覚することがとても大切だと思いました。

(自分のことをよく分かっていれば、相手に寄り添うこともできますね!)

 

 

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第2部の、「作曲実況中継」もとてもスリリングで面白かったです。

30分ということでしたが、実際は解説を挟んでいただいたり、レイテンシーと戦われていたりしたので、正味15~20分くらいだったのでは!?と思います。

 

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サビ完成の時点で残り10分という感じでしたが、しっかりと30分でワンコーラス完成されていました!(すごい!!)

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製作中の「常に全てを疑う!!」という言葉が印象的でした・・・!

次回をやっていただけるのであれば、1時間くらい時間をとっていただいて、ペンギンスさんの頭の中のジャッジの様子をさらに詳しく知りたいと思いました。(もちろん細やかに解説いただいていたのですが、それでもたまに無言になる数秒間に、頭の中でものすごい試行をされてるのだろうな・・と思って見ていました)

 

DAW画面を実際に見られたことで、今まで音楽は好きだったけど作曲はちゃんとしたことがなかった、というような方にとってもとても参考になるものだったのではないかと思います。

日頃作曲をしてる身からしても、リアルタイムで作曲をしている姿を見られる機会はそうそうないですし、第1部の講義の内容がふんだんに盛り込まれていたので、大変面白く、勉強になりました。

 

 

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最後の質問コーナーもとても良かったです。みなさんの質問がどれも私も気になってた!というようなことばかりでした。

 

話の流れで「サビができたら頭の中でコンサートを開催します。」とおしゃっていたのに、つい笑ってしまいましたが、すごく大切なことですね。

 

ということで、1時間半盛りだくさんでしたが、大変あっという間でした。

作曲未経験の方から、作曲をお仕事にされている方まで、全員に学びがある内容だったのではと思います。

ペンギンスさん、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!

 

そして、次回の山口ゼミスキルアップ講座は、前回「コンセプトから始める作曲講座」が大好評だったながながのお二人の

「気軽に始めるアレンジ講座 ~1年で編曲採用にいたるTIPS~」

です。

peatix.com

★日時

2020年7月11日(土)16:00〜17:30

★チケット

一般:2,000円

CWFメンバー/山口ゼミ受講中の方:無料

「アレンジ」したいけど、何から手をつけたらいいかわからない。
いざひとりでやってみたけど、「音がなんだか悪い・・・」
EQとかコンプとかよくわからなくて、もう投げ出したい・・・!

そんな風に悩んでいる作曲家の皆様はいらっしゃいませんか?

作家になった2016年1月当時、コンペに出せるレベルのアレンジができなかった長沢/永野がCo-Writing Farmに所属すると同時に手探りでアレンジを開始し、初の編曲楽曲が1年後にリリース。

ClariS「Summer Delay」「このiは虚数」「Fairy Party」、A応P「Kiss&Cry」などを編曲した二人がお送りする「気軽にはじめるアレンジ講座  〜1年で編曲採用にいたるTIPS〜」。

アレンジのハードルが高くて悩んでる皆さん、
自分のアレンジがよくなる手がかりをつかみたい皆さん、まずはトライしてみませんか?
少しでも普段の編曲のヒントになればよいなと思います。
ぜひ、ふるってご参加ください!

 

とのことで、こちらも今からとても楽しみです・・!

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m