Co-Writing Farm Official blog

クリエイター集団Co-Writing Farm(CWF)のオフィシャルブログ。メンバークリエイターの日々の活動などをカジュアルにお伝えします。

CWFの大ベテラン、中西哲郎さんから〜山口ゼミ7周年によせて

山口ゼミ1期のCWFメンバー、中西哲郎です。
早いもので山口ゼミに入って7年目を迎えました。

7年前の今日、2013年1月21日に、山口ゼミはスタートしました。
誰もが緊張した面持ちで...
多分受講生23人だけではなく、あの日は山口さん、伊藤さんもどうなることか凄く不安だったんだと思います。

今はだいぶ温厚になった印象を受けますが、あの頃は伊藤さんによる「伊藤斬り」というのがありまして。
その惨殺第1号は、僕です。
2回目か3回目で、まず各自の今までの自信作を聴くという場面、僕の番になり、ちょうどその日が誕生日で、みんなに散々祝福され...
その直後、「まぁそれはそれとして」という伊藤さんの前置きと共に、僕の解体ショーが始まりました....
この曲の、サビ頭から8音が何とかという曲のサビ頭と同じなんだよね
こういう古いAORテーストの曲が今の市場で求められることはまず無い
...など、あらゆる方向から縦・横・右斜め・左斜めと、切り刻みに刻まれて、顎が外れて呆然自失となり
このまま消えてしまおう、と思ったことを鮮明に覚えています。

今となってはいい思い出ですが....

でも1期生とは便利なもので、望年会とかゼミの打ち上げなんかでは、自己紹介の時「一期の中西、一気します!」って大ジョッキを空けるのも芸として通用して。
オイタなあの頃の自分が懐かしい....(遠い目)

そんなこんなで日々は流れ、今日も、メンバー作曲の曲の入ったCDを借りてきました(買えよ!)
7年という年月の重さ、山口さん、伊藤さんの努力が着実に実を成しているんだなぁ、と、感慨ひとしおです。

ところで、ちょっと時間は経ってしまいましたが去年のクリスマスイブの早朝、エイベックス×TV東京 次世代オーディション番組「ヨルヤン」ってのがスタートし、オーディション曲として書いた曲が採用されています。

ヨルヤン(テレビ東京)の番組情報ページ | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)

あの曲は伊藤さんの詞先で5年も前に書いたもの。
キープにはなったものの採用されず、2年が経ち3年が経ち、ついには元号まで変わって、やっと日の目を見ることが決まった、といういわく付きの曲でして。
曲を作る段階から、どういう経緯かは忘れたのですが昭和テイストの曲を作ろうというリクエストがあり、ベストテンとか夜ヒットとか...若いメンバーは知らないのかなぁ...音楽番組が花盛っていた頃を思って作りました。

かくいう僕は、実はその頃バックバンドのメンバーとしてほぼ毎日テレビ局をハシゴして、日本中をツアーで駆けずり回っていました。
あの頃はテレビのセットも派手で。
3階建てになったヤグラのテッペンに高所恐怖症の僕が立たされて、揺れる中でギターソロを弾かなければならない、なんて悪夢のような思いをした記憶もあります....
出番を待つ舞台袖のヤグラで、隣のヤグラのCCBのメンバーと馬鹿話をしていたり...
あの曲は、そんなころを思い出して、ちょっとCCBテイストで作りました。
まぁ、7年という年月を簡単に語りつくせるものではありません。
秋元康さんプロデュースで外人がデビューする、ということになり、ペンギンスさんと書いた曲が採用された!なんてこともありました。
本当に、あの曲は何十テイク作ったことか。
伊藤さんの、「ペンギンスと中西は海外デビューも決まった」という一言に、どれだけ胸を躍らせたことか。
結果は.... ご存じのとおりです。

そんな感じで、谷あり谷あり。
いつか地殻変動が起きて山の天辺に居たりして。
高所恐怖症なのでちょっとそれも辛いかもしれませんが....

石の上にも3年はとっくに過ぎてしまいましたが、ラッキー7の年、ということでラッキーがあると良いなぁ、という凡人的な下心のもと、今年も棒を当てようとする犬の心境で、しっかり音楽活動に励んで行きたいと思っております!!!

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CWFメンバー(山口ゼミ1期)中西哲郎さん