Co-Writing Farm Official blog

クリエイター集団Co-Writing Farm(CWF)のオフィシャルブログ。メンバークリエイターの日々の活動などをカジュアルにお伝えします。

International Songwriting Campに参加してみた No.5

今回も  

欧米マーケットに向けた海外Writing Campにおいて日本人トップライナーとして貢献する為に必要不可欠になるスキル。そしてその対策

の続きを書きたいと思います。

 

< 3: Writing SessionやJam Sessionを日本でもある程度、

日常化できたらbetter>

 そもそも、Sessionと言う形式が得意な、瞬発力でアイデアを出していくことに困らないタイプのSinger & Songwriterは、アイデア出しの部分は臆することなくやれちゃうはずです。

 Sessionの中でProducerがリアルタイムで産み出すSound Production、Beatを聞いた瞬間に自分の内側にあるものを瞬時に出す。そのアイデアを自分のセンスで歌い抜いて表すスキル。これをみんな持ってるんですよね。そして、書いていて思いましたが本当にある意味で、ゼロから反射的に産み出すJam Sessionの中での瞬発力に近いのかなと思います。

 そして実は、このスキルって英語力とは関係ないんですよね。

    

 このスキルって当たり前ですが、言語を超えている要素。だから国籍を超えて、歌ってメロディーを出す人間は、この点において何人であっても貢献でき得るはずだと。

 

 だから僕は現地セッションでは、自分は一旦アイデア優先でどんどん出すね。すぐにLyricを丸ごと思いつきながら歌うの正直ちょっと英語が第二言語だから厳しいから。とある時は正直に伝えました。その代わり、アイデアは本気でどんどん歌うことで真っ先に共有していくようにしました。つまり、自分のアイデア出しに関しては自分が得意なfieldに持っていきました。そのほうが結果的にもTeamに貢献できるからですね。

 

 なので国内で前もって準備できることの一つとしては、英語力と関係の無いところで、日本国内でも 月に数回はWriting Sessionして、3時間で 歌いれまで終わっちゃう。と言うペースをこなしておくことの蓄積はSessionの底力に繋がるのではと思いました。

  この蓄積は いざと言う海外Campでも自信に繋がるはずだと思います。

この点でいくと、よくも悪くも僕はオンラインスタートよりもSessionで書くことの方が多く、過去3年間で休暇中を覗き、Writing Sessionをしていない週がほぼなかった。数えてみたら100回を超えていました。笑  全然まだまだ発展途上ですが、このSessionをベースにする制作は何より自分に一番向いていたからこそ続きましたし、結果としては海外でのWriting Campへの備えにもなっていたなと自己分析しています。Sessionのおかげでトラック先行の制作力も少しずつ成長できました。また1回のSessionで得られるものは必ずあるので成長速度に繋がるとも思います。

 

英語以前にSession力!

 

と言うわけで、もしよろしければ僕でよければ Sessionしてください。

トラック先行も大歓迎です。  DM待ってます。笑

 

本日はここまでにします。

 

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(Stochomから参加。Producerの Hannes Anderson

 

International Songwriting Campに参加してみた No.4

海外Writing Campからのレポ4回目。

 

では今回は

欧米マーケットに向けた海外Writing Campにおいて日本人トップライナーとして貢献する為に必要不可欠になるスキル。そしてその対策 を書いてみたいと思います。

 

正直、たかが数回 ヨーロッパWriting Campに書いた程度の経験を基にして書いていることですので、主観的で偏った見方になっているとは思います。僕が教えて欲しいのが本音なんですが、(^^;;  そういう部分も踏まえた上で 一つの参考程度でもお役に立てればと思い書いてみます。

 

<1:英語の底力はあるに越したことない!

              英語力をUPし続けよう>

 前回、現地での主流な制作スタイルが <楽曲のコンセプトを考えながらトラックに合わせてリリックとメロディーを同時に出して作っていく>

 ことであることに触れました。ただ第二言語である英語で、Nativeを相手に対等に不自由なくSpeedyに意思疎通しながら英語で歌いながらアイデアとして出す。

というのは、やはり

 

ちょっとや、そっとの付け焼き刃的対策でどうにかなる類のものでは無い英語力が必要 です。

 

 何もNativeのような発音で話す必要はないです。

<Nativeと言っても例えば Londonで話されている英語とマンチェスターで激しく差があるように、アメリカでもStateや人種でイントネーションが変わるし、Nativeって言ったとき、<何を基準に?>という話ではあるんですよね(^^;;> 

   せめて相手が言っていることの60-70%ぐらいは理解できて、その上で、自分の考えていることを抽象的なレベルのことでも正確に言える英語力が必要。これがあるとcommunicationとして彼らとの対話を楽しめるはず。そう感じました。

 そしてその英語力を、現実的に日本で仕事しながら身につけるには、覚悟を決めて現役意識を持って、1年−2年単位の長期戦の視点で英語力をUPさせていくこと。が必要なのではと思います。(ちょっと行く前に対策しましたというレベルでは、J-POPに向けて、Sessionのみで非言語や最低限の言語でコミュニケーションして乗り切る形でのセッションはなんとかなるかもしれないですが。)

 

 どんなに早口で、何か言われても、相手の言っていることがわかるだけで心理的ストレスは減るどころか楽しむ余裕が出てきます。加えて自分の思っていることを自然に反射的にどんどん伝えていくレベルの英語力に到達しておくことは重要。それにはやはり英語力の底力が必要だと思います。できれば日本国内でも定期的に英語を使う環境があったりするとやっぱりbetterで、長期を見据えて楽しみながら継続してトレーニングしていく環境を日本国内で作っていく事が大事だなと思います。

 

 

<2:自分はシンガーだ!笑 つまり何事にも遠慮しない

   さて。前回述べたようにメロディーを書く人間はみんな歌がめっちゃ上手いアーティスト、シンガーしかいません。普段は仮歌は自分では歌わない。というトップライナーさんの場合は「私は!俺は!シンガーだ!」という自己アイデンティティーを無理やりにでも持ってしまうのがベストだと思います。

 遠慮なんて要らないなと。Producerタイプの人でも、アイデア思いくや否や堂々と歌います。ARTISTと比べたら歌のレベルは低いですけど堂々とシェアするんですよね。もう、だーれも遠慮なんてせずに、歌いまくります。笑

 Team memberにいるARTISTほど歌のレベルが高くないから、、、とか関係ないです♫  I’m a songwriter, singer as well!   とか思い切って最初に言っちゃう!これをまずはスタートラインにしちゃえばいいと思います。そもそも、こんなCampに参加するって言うこと自体が僕にとっては冒険でした。この部分は良くやるよな、と自分でも思いますが 割と飛び込んでいく耐性がすでにあったんだと思います。笑

 

 さて。今回はこの辺りにしておきます!

 

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(BarcelonaでのWriting Sessionの1コマ)

International Songwriting Campに参加してみた No.3

Kazです。海外Writing Campからのレポ3回目です。

前回が1月。。。間空きまくりですみません^^;

 

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(奥:Kaz / 手前:マシンガンのように自分のアイデアを共有し続けてくれたPhotographer, スタッフ, 兼, songwriter Elle。Barcelonaでは外でSessinonしました笑   Photo Credit : Elle Halley) 

 

さて。前回

cowritingfarm.hatenablog.jp

のラストで、

 

純日本人トップライナーがヨーロッパ人に混じって、欧米マーケットに向けて書くセッションに参加すると何が必要になるのか?何がめっちゃ大変か?どう貢献でき得るか?

 

というポイントで書きます。と予告していました。

まずはLondonとBarcelona、Copenhagenで共通して感じたセッションの所感として

苦労したポイントをざっくり書きたいと思います。

 

*リリックとメロディーは同時 & 歌はみんな凄い 

 単刀直入に一番ハードだったことを言います。それはリリック出し。

およびそれに関わる英語でのcommunicationです。

 

 参加するWriting TeamにいるArtistのタイプにもよりますが、

<楽曲のコンセプトを考えながらトラックに合わせてリリックとメロディーを同時に出して作っていく>

  スタイルが主流でした。

 大枠の流れとしては

最初にTeamでもらっているBrief(コンペオーダー)を基にして、誰にどんな曲を書こうか、みたいなことを話し合う。

その中で、楽曲のMoodというか、Theme、場面設定(どういうシチュエーションでリスナーが聞くか)みたいなこと話し合って絞ってく。Producerが音を出し始める。

そこから同時にArtist 陣営(トップライナー)は話し合った(あるいは話しあいつつ、同時に)アイデアを出していく流れです。

 

なのですが、このアイデア出しが、言葉とメロが同時にセット。です。

 

一旦、ラフなアイデアをざーっくり、ラララや適当な言葉で歌って、

そこから、歌詞を詰めていくスタイルは少なかった。日本人作家的な考え方からすると、歌詞とメロを同時に出してそのまま最後まで書く。っていうのは、おそらく主流では無いのではと。ここはすごくシンガーソングライター的な作り方なわけです。

 

 そして基本みんなアーティストですから圧倒的な歌唱力を持っていて、アイデアを言葉と一緒に感覚的にどんどん出してきます

 そのアーティストの声や、所謂手グセ的なもの。フレーズ。思わず出てしまった言葉。それらの要素が一緒になって、最終的にそのシンガーのセンスや声の表情、温度感を伴って、ARTISTの口から解き放たれるもの。それがトップラインという感覚なのだな。と言うのを実感します。

 一旦メロディーの大枠のスケッチを作ってから、歌詞を作って、歌入れしよう。と言う前提とは違う大前提。

 つまり <声と言葉とメロディーは切り離せるものではない>という前提がそこにはありました。

  

    さて話を元に戻します。正直な感想です。メロ歌詞同時出し。そして歌詞に関して激しいスピードで<英語>でやりとりしながら<英語で>アイデアを出し続けていくことはやはりハードでした^^;

 

 その上別にJ-POPに書いているわけではなく、彼らのマーケットに向けて書いているわけなのでいわゆる相手のフィールドです。(こういう境界線を感じてしまうのは、Globalであるとは言えないとも思いつつ)

 セッションによってはかなり負荷が大きかった。(だからこそ成長できるし、得たものは大きいですが)

 

 さて。これだけだと絶望しかないので 笑  次回では、これらの過酷な状況に対する自分なりのトップライナーとしての対策!を書きたいと思います!

歌録りの強い味方?iZotope「RX7」のDe-clip機能紹介

こんばんは!作曲家と音声エディットを仕事にしています、CWFの菅(かん)です。ゲーム・レコード制作会社の外注ADを経て、作曲や音声作品編集のお仕事をしています。

open.spotify.com

近年のものですとこちらを作曲させて頂きましたので、よろしければぜひ( ^ω^ )

 

今回は、音楽家にもおすすめしたい! iZotope社「RX7」の機能”De-clip”のご紹介です。

iZotope社といえば、Ozone、Neutronが特に有名ですよね。 上記二つは作曲家には馴染み深いものの、 RXはまだお持ちでないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

RXはオーディオリペアツール。 音楽には関係ないしなぁ。というお気持ち、よくわかります。 ですが、これ一つあると、 泣く泣くNGにせざるを得ないテイクが蘇る可能性があるのです!

今回用意したサンプルはこちら。

 

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見るからに海苔波形!音も割れてしまっています。

拡大するとこんな状況で、上下ともに0dbにぴったりくっついて、特に下の方向では波形が四角に。

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  いい歌、セリフが録れた!よっしゃ〜!と思って見てみたら歪んでるー(;△;)
という状況。 歌をとる方、依頼してみたらこんなファイルが届いてしまった方、あると思います! これを救えるかもしれないのがRXシリーズなんです。

右のツールの「De-clip」機能を押して、0dbにくっついている範囲を選択、 下記のような感じで設定して「Render」で実行します。 

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すると・・・。

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  波形の形が変わりましたね!

ではここで音を聞いてみましょう。 頭のぱちっとしたノイズはバッチリ無くなり、 若干のひずみはあるものの、これなら曲中で使えそうな感じに!

これはかなりわざと割って収録したので(笑)、 短い範囲であればもっと、効果が期待できます。

 

ということで、作曲家兼音声エディター菅がお届けするRXのおすすめ記事でした!

東京のAirbnbでセッション合宿!Vol2〜作曲家目線で感じた最高のセッションの瞬間とおまけ〜


こんにちわ!

CWFの長沢です。

 

前回の東京のAirbnbでセッション合宿Vol.2の続きでございます。

前回はオーガナイザー目線でしたので、今回は作曲家目線で書きたいと思います。

 

 

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セッションの場所は五反田のこちら



私のDAY1は、YuiMugino,Soratoのおふたりとご一緒でした。 

Vol.1でもご紹介の通り、気鋭のスーパークリエイターです。

(ちょっとぱつってて、写真を撮り忘れたのはご愛嬌。)

 

 

このセッションではいくつか新たな取り組みがありました。

もともと私は「コンセプト」を大切にしていて、大抵ネットセッションのときは、

タイトル、サビで言いたいパンチラインの歌詞、リファレンスやこの曲でカスタマーに感じさせる驚きや発見を決めていきます。

 

例えば、ClariSのSummerDelayは「夏」ということをテーマに「Delay」=「響く、遅れる、消える」を掛け算し、「あの夏がずっとあたしだけDelayしてる」ということを先に決めて曲を作り始めています。

 

今回もあるアーティスト向けに制作することは決定していましたが、

あえてガチガチのコンセプトは決めきらず、イメージのワードやポイントをみんなで話しながら、

 

・女性らしさ

・パンチの効いたかっこよさ

・ミステリアス

・少し冷たい感じ

・印象的なピアノ

・一人で踊れる 

・驚きある仕掛け

etc・・・

 

 

✔︎先にトラックを全員で作り曲の雰囲気を仕上げる

✔︎そのあとにボーカリスト(むぎちゃん、長沢)でコンデンサーマイクを手にLaLaLaでA〜サビまで思いついたメロを一気に歌い上げる。そのテイクの良いところを拾い上げながらメロを完成させていく

 

というスタイルで取り組みました。

ボーカリストがふたりいるからこそできるコライトです。

 

この時、Lalalaの仕方にむぎちゃんと私は差があって、むぎちゃんは英語・日本語の2ヶ国語を駆使した、「子音でリズムを作るような洋楽的なLalala」、長沢は「母音でリズムを作るようなJpopっぽいLalala」この2つがコラボレーションしました。

 

この2つがコラボレーションすることで、洋楽のかっこよさ、おしゃれさをベースに、Jpopらしい華やかさやキャッチーさを共存することができたのです。

 

 

よいセッションというのは、

 

「強みの融合」

 

であると私は思います。

 

 

強みが掛け算するからこそ、「一人で作るより」面白いものができるのです!

 

 

 

 

 

 

さて、まじめなのはこんなところでこっからはおまけw

 

 

 

Airbnbセッションは有志でやっておりますので、

生活から機材まで全部自前です。ご飯は担当制。

2日間の昼、夜ご飯を担当制で作っていきます。

 

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2日目の日の盛大なPartyBBQ

 

事前にネットで食材を購入し、Airbnbに持ってきてもらうのも前回の合宿の反省からの知恵。(前回はみんなで買いにいったので、楽しかったのですが大幅にセッション時間がオーバーしましたw)

 

 

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前回の中野新橋ではスーパーの行きすがらにピザを購入w

 

 

メニューは予算や健康を考えて事前に決定。

 

 

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タイムスケジュールと料理当番

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2日目のお昼の牛丼

 

 

これだけのメニューを食べて、お酒も泥酔するくらい飲んでもなんとひとり3500円くらい!w

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乾杯の様子

 

 

みんなで料理当番にすることで、美味しいご飯を食べながらセッションできてしまうのも、TokyoAirbnbセッションの良いところです!

 

 

 

これからもいろいろな作家の皆さんと日本を驚かす楽曲を書いていきたいので、

様々な企画をしていきたいと思います!

 

これを見て、参加したいと思った作曲家のみなさん、ぜひぜひぜひご連絡くださいw!

 

 

東京のAirbnbでセッション合宿Vol.1〜実りあるセッションにするために大切にしたこと〜


こんにちわ!

CWFの長沢です。

このたび、2020年2月22日〜24日にかけてAirbnbで作曲セッションを企画・実施してまいりました!

 

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ビートルズをテーマにしたAirbnb

素敵なAirbnb。五反田から徒歩6分くらいで便利です。

 

今回はオーガナイザーをしつつ作家としても参加しておりますので、

どちらの目線でも気づきをお伝えしたいなと思っています。

前編はオーガナイザー編です。

 


そもそもCWFでは毎年真鶴で年数回作曲合宿をしております。

 

 

 

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海に囲まれた真鶴での合宿

 

何度も合宿をしているのに、さらに自主合宿まですることになったきっかけは昨年の夏。私の作曲に対する情熱アップのために、リアルセッションをしないか?と仲間のペンギンス、さおさんにご相談しました。

最初は数名で実施する予定だったのですが、どうせやるなら、「本格的に」と話し合いまして、結果、まだCWFではやったことのない、東京でのAirbnbセッションにたどりついたのです。

 

 

結果、2019年夏、中野新橋Airbnbセッションを実施しまして、

9名3チーム、2daysで6曲制作しました。

 

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中野新橋のセッション風景

その時になんとメジャー採用1曲、キープ1曲が誕生しました。

6曲中2曲なのですごい確率です。

でもそれもそのはずです。

 

なぜなら私たちの合宿の目的は(当たり前なのですが)

「全チームの楽曲が採用されるくらい最高の曲を書くこと」だったからです。 

 

 

 

そして今回2020年冬は、場所を五反田に変え(この部屋に一目惚れ)、10名3チーム、2daysで6曲制作しました。

 

参加者は

barbora

Vo/TopLine/TrackMake/Lyric/Guitar/Bass

シンガーソングライターとしての活動後、作曲家へ。グルービーでリズミカルなアコースティックギターと強く甘い歌声を武器にマルチに活躍中。どんな人とのセッションもまろやかに空気を昇華するスーパーディレクター。

代表曲:「月と僕の距離」入野自由 、「 遠距離恋愛8utterfly

 

長沢知亜紀 

Vo/TopLine/TrackMake/Lyric/Piano

今回のセッションオーガナイザー。普段はコンセプトメイクから楽曲制作を得意とし、自身でも歌いながらマルチに楽曲制作を行う。会社員をしながらのJpop兼業作家として活躍中

代表曲:「ズルいよズルいね」=LOVE、「このiは虚数ClariS

 

Sorato

TopLine/TrackMake/Guitar/Bass

国内外アーティストへの楽曲提供、リミックス制作を行うなどグローバルな活動を行う若き奇才。骨太で繊細、かつ流行の最先端をつく気鋭のトラックメイカー。Trap,EDM,futurebassからバンドサウンドまでマルチにこなす

代表曲:「Eternally」OH MY GIRL、「four」FAKY

 

TheAnswer

TopLine/TrackMake/Guitar/Bass

ベーシストならではのグルービーで骨太なリズムサウンドが得意。ジャンル問わずオールマイティにこなす気鋭のアレンジャー兼トラックメイカー。耳なじみのよいmixは抜群のセンスを漂わす。

代表曲:「拳と花束」シシドカフカ、「ドキ⭐︎ドキ」mirage2

 

 

澤田達成

Vo/TopLine/TrackMake/Guitar/Bass

繊細で軽やかな歌声と爽やかなギターが特徴のスーパーシンガー。シンガーソングライターとして、ライブやYouTubeチャンネルでも活動中で、この歌声を聴くと脳内が浄化される、惚れる人続々の名シンガー。

代表曲:「ジプソフィラ」 松岡侑李、「当たり前なんかない」神谷浩史

 

garatia

Vo/TopLine/Piano/Lyric

声楽家の両親のもとピアノや音楽に触れて育った気鋭のシンガーソングライター。独創性あふれる唯一無二のリリックを最大の武器に、あらゆる言語を駆使し歌いこなすスーパーシンガー。

代表曲:「 革命前夜」井口裕香、「four」FAKY

 

永野小織

TopLine/TrackMake/Guitar/Lyric

理系ギター作詞作曲家。コーライトにおいて、主にディレクション/トップライナー/作詞の役割を担う。どんなコライターとのセッションもひとたび一緒に曲を作れば、魅力的に昇華する壁打ちの女神。

代表曲:=LOVE「ズルいよ ズルいね」、ClariS「Summer Delay」

 

ペンギンス

TopLine/TrackMake/Piano/Lyric

トップライナーと言えばこの人。どんなセッションも、誰よりも圧倒的な量と質でメロディラインを生み出す。エバーグリーンでキャッチーなメロを書き続ける天才。

代表曲:「語るなら未来を」欅坂46、「恋するカモ」Girls2

 

hanawaya

TopLine/TrackMake/Lyric/Vo/Guitar/Bass

DJ、プロデューサー、ボーカリスト様々な顔をもつクリエイター。自身でのバンド活動を経て、様々なアーティストへ楽曲提供を行う。

代表曲:「Girl meets Girl」Girls2、「Cotton」AIMI

 

YuiMugino

Vo/TopLine/Arrange/Lyric

英語日本語訳詞、発音矯正などクリエイターの幅を超えて、活躍するシンガーソングライター。七色に変わる変幻自在の声と、世界に匹敵するメロディ・LyricセンスですべてのJpopに息吹を添えるスーパーシンガー

代表曲:「us」milet、「I'm a slave for you」川口レイジ

 

 

さて、自分たちでメンバーを誘ってやるので、どのようなメンバーとご一緒したいかは真剣に考えました。「参加した人に全員実りがある」ということは大切にしていて、ここを真剣に考えることは外せません。

 

そこで大事にしたことは、

・1点突破している作詞作曲編曲家の方(たとえば歌がとんでもなくうまい人)

・もしくはすべてオールマイティにできる方

・セッションに自分の意見を持ってる方

をお誘いしたかなと思います。(あらためて言語化するとこうかな、と)

 

 

また、今回はチーム編成の考え方も新たにしまして、

 

・参加メンバーに誰とやりたいか、何を作りたいか、どんな役割で参加したいか、セッションに対する希望ややりたいことはあるかを聞いたこと

・ セッションの組み合わせを「トップライナー」「トラック」「歌詞&シンガー」という役割別ではなく「このチームだと何の曲が採用されるイメージが湧くか?」と考えたこと 

 

です。

 

 

この2つは結構大事で、私は会社の仕事で、マネジメントを主にしていますが、

「人は好きな人、好きなことをやる時に最大限に力をは発揮する」

と信じているからです。

 

なので、心のそこからやりたいというモチベーションの源泉を大事にすることは、このAirbnbセッションでは非常に大事にしました。

 

結果、6曲ともに本当に個性的な曲ができたのではないかと思いました。

全曲に驚きや気づきがあって、コンペとか関係なく、曲として個性が溢れ出てる。

 

笑ったり、驚いたり、感動したり、思わず泣けるような。

 

ちなみにチーム編成は以下のような感じ。

 

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セッション場所まであるのはご愛嬌w

SessionDAY1は、12時〜19時半の7時間半セッション。

SessionDAY2は、10時〜18時の8時間セッション。

 

見てお分かりの通り、マルチメンバーが多いので、ボーカリストがふたりいたり、トラックメイカーがふたりいたり豪華です。何ができあがるのかもお楽しみ。

 

 

 

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セッション部屋のひとつ


 

 

Airbnbセッションでは、スピーカー、各PC機材、マイクスタンドからケーブルまで全て持ち込みです。Airbnbにあるべきものは机と椅子!これがないと疲労がハンパないw

 

そんなことをチェックしながら、DAY1、DAY2それぞれのチームで最高の楽曲作りに取り組みました!

 

(Vol2に続く)

 

 

 

 

山口ゼミ「コンペ徹底研究」回に潜入してみた-ソニーミュージック、Kazyさんの言葉-

こんにちは、Co-Writing Farm(CWF)メンバーのペンギンスです。

さる2月22日、高田馬場で久しぶりに山口ゼミに潜入(聴講)してきました。山口ゼミというのは改めて説明はしませんが、我々CWFメンバーの作家がみな揃って通ってきた、職業作曲家を養成する超実践型講座のこと。
この日はソニーミュージックで長らくA&Rをされ、現在レーベル内外の様々な楽曲/歌詞コンペを主催している伊藤和彦さん(Kazyさん)にゲストとしてお越しいただきました。貴重なお話が聞ける機会なので、CWFメンバーも大挙して駆けつけました。このように山口ゼミの講座がいつでも無料で聴講できるのも、CWFメンバーの特典です。
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通常、作曲家養成というと音楽理論とか、DTMとか、そういった「いかに音楽を作るか」という視点がメイン。山口ゼミも、もちろん音楽を作る人間を養成する場ではあるのですが・・・こうして「作曲家の曲を選ぶ立場の人、使う立場の人」、クライアントサイドの視点をお持ちの方にお越しいただくことは大きな特徴です。超実践型と言われるゆえんです。

この日は山口ゼミ受講生の音源の講評に加え、我々CWFメンバーの音源についてもコメントをいただきました。
コンペ等の実戦の場、あるいはTDや打ち合わせ等での会話でディレクターの方からよく聞くのは「いい曲なんだけど、『それは自分で歌えばいいんじゃない?』という曲がけっこう多い」というお話。今回もKazyさんからは「いい曲ではあるんだけど、じゃあこれを今回ターゲットとしているアーティストが歌い、踊るステージが目に浮かばない」あるいは逆に「非常によくできている。あとはかなり強力なライバル曲たちにいかに勝つことができるかの世界」といった趣旨の前向きなコメントをいただくといったように、プラス・マイナス両面とも非常にリアルな「現場の実感」を元にした大変有意義なコメントをいただくことができました。

Co-Writing Farmは通常の作家事務所とは異なり、独占的な拘束は発生せず、クリエイターにインディペンデントな存在であることを促すコミュニティーです。その甲斐あってか自由なコーライティングにより数多くのユニークな楽曲が生まれており、Kazyさんからも以前より「出てくる曲の数とクオリティーはいつも素晴らしい」というポジティブな言葉をいただいています。

今CWFがめざしているのは、その先の世界。ハイクオリティーな楽曲を多数生み出すことは当然の前提として、それらの曲がターゲットとなるアーティストにとっての大切な1曲になり、ファンの方々にとっての大切な1曲になり、ヒット曲として育っていくこと。そんな未来の展開のために欠かせない学びが、この日のKazyさんの言葉に詰まっていたように思います。

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