Co-Writing Farm Official blog

クリエイター集団Co-Writing Farm(CWF)のオフィシャルブログ。メンバークリエイターの日々の活動などをカジュアルにお伝えします。

目標を決め、行動にうつし、壁を越える。ーやる気、習慣づけ、疑問の解決方法についてー

こんにちは、CWFの作曲家、ペンギンスです。

何回か連続して、はじめてDAWにふれる、「DTM(DeskTop Music)」をスタートする、という方をイメージしながらブログを書き綴ってきました。前回まではDTMの歴史からおすすめ機材、予算とその使い方といった物質的な話をもっぱらしてきましたが、最後となる今回は一転して、DTM・・・に限らず楽家としてスタートを切るにあたってのマインド的なお話になると思います。

マインド面って精神論になりがちだし(言葉通りですがw)、ネットで検索していても「ちょうどいい議論」がないんですよね・・・

一般のサラリーマン・学生さんなど向けの抽象的なビジネス理論やマインドセットの紹介で
「世の中の一般論としてそれは分かるけど、音楽を作る立場として日々どう実践すればいいんだろう・・・」
と思うか、

DTMで音楽を作るための具体的なTIPSに終始していて
「確かにそれで効率的に音楽は作れるかもしれないけど、量産するだけじゃなくてヒット曲を作って創作のステージをあげたいんだよ」
と思うか、

の二択が多いです。

「クオリティーの高いヒット曲を作って社会にインパクトを与えるために、音楽家としてどういうモノの考え方をすべきか?」
というちょうどいい粒度の議論がなかなかないので、駆け出しが僭越ですが・・・自分なりにもがきながら見えてきたことをお伝えできたら幸いです。

【目標設定しよう!〜目標をきめることの大切さ〜】

 目標設定は、成功のためには「めちゃくちゃ大事」です。ただ、ここで大事なのは「なんのために目標設定するのか?」ということですね。目標というのは「必ず達成しなければいけないから決める」とか「がんばればここまでできそうだから」とかで決めるのも悪くは無いのですが、それだけではありません。いい目標って、後述する「モチベーションをあげる」ということに直結するんですよね。めざす目標が高すぎても低すぎてもよくありません。自分が達成できそうな目標で、なおかつ覚えやすくて、ちょっと印象的なものだと最高です。
 今でこそ僕もプロとして曲を作り続けるということがすっかり習慣になりましたが、作曲家という職業を選んだ当初はなかなかそうもいきませんでした。結構自分ではがんばっているつもりでしたが、年間4-50曲がやっとだったでしょうか。そこで「年間100曲」という目標を決めました。これは達成可能ギリギリでありつつ、「100」というキリの良さがポイントでした。「80」でも「120」でもなく「100」なんです。年間100曲、と呪文にすることで、それはゲームになり、一人歩きして自分の背中を押してくれます。こういう「ちょうどいい難関」を設定するのはいつだってとっても大切で、今(2020年)でも引き続き(ここには書きませんがw)、我ながらちょうどいい目標を立ててがんばっています。

【モチベーションをあげるには〜行動にうつすことの大切さ〜】

 何かにやる気を出すためには、その行動をとにかくちょっとだけでいいから始めちゃうことが大事なんだそうです。とはいえ、たとえば曲を作るということにしても、なかなかはじめの一歩が踏み出せませんよね。「ちょっとだけでも始められない・・・」と思うかもしれませんが、なにも曲作りそのものを始めなくたって大丈夫です。というか、むしろそれよりも効果的なのが次の3つです。

1.習慣(ルーティン)としてスケジュールだけ先に書き出してしまう

自分で自分のマネージャーになるようなものですね。カレンダーでも手帳でもいいですが、とにかくスケジュールとして「この時間は曲を作る」と書き込むだけなら、スマホから30秒もあればできるのではないでしょうか。少しずつ自分のマネージャーとして、自分という才能をコントロールしてあげることが大切です。ルーティン化された努力は強いです。

2.締め切りを勝手に自分で決めてしまう

これもある程度効果的です。1とかぶりますが自分で自分のマネージャーになる路線ですね。より効果的なのは自分の締め切りではなくやはりガチンコの締め切りなので、そういう意味ではアーティストと違ってクライアントの提示する締め切りがある作曲家という職業は、怠惰な僕にも向いているなと思います。

3.人を誘ってやらねばならなくしてしまう

自分で決めたスケジュール、締め切りというのは、ぶっちゃけ守らなくても(基本的には)誰も困りません。でも人を誘って「一緒にやろう」と「コーライティング」の手法でスタートさせれば、相手を待たせる訳にはいかないということが曲作りを引っ張っていくのも事実です。僕が年間100曲作れているのも間違いなくコーライティングだからです。ひとりで年間100曲を数年間作り続けられるのは、僕には到底無理です。

【「問題解決」して壁を越える〜わからないこと、つらいことで心が折れないために〜】

 適切な目標を設定して、モチベーションをうまくコントロールすれば、自然に作曲家へのチャレンジの道を走り出すことができるはずです。
 しかし、走り出したあとからが本当の困難です。なにしろ基本的によほどの天才でも無い限りは、なかなか認められない日々が続きます。こんなことを偉そうに書いている僕も今だにコンペで戦っている以上、認められない日々が続いているフェーズであることは事実。認められない日々の中で、特につらい、困る悩み事といえば「技術的、心理的、人間的な壁にぶち当たってしまう」ことだと思います。ここで大切になってくるのが「問題解決思考」です。「PCが固まって動かない」的なことからはじまり「ミックスがうまくいかない」「どうしてもライバルの作曲家のデモよりしょぼい」さらに進むと「自分も仲間も認めるハイクオリティーな楽曲を複数提出しているけど、いつまでも初採用に至らない」なんてケースも出てきます。そこで「これこれこういう原因があるからうまくいかない」と諦めてしまうことは簡単ですが、なんとかその「問題」を「解決」することで、「目標」にふたたび向かっていくことができないか?と考えるアプローチが前述の「問題解決思考」ですね。
 問題を解決するための方法には枚挙にいとまがありませんが、今回はあくまでDTMをはじめて職業作曲家になるという道のりの話なので、それに沿ってお話します。

1.仲間をふやす(先輩やライバルをふやす)

リアルな現場の経験を多数積んでいる先輩方や、同じレベルで切磋琢磨している仲間とのコミュニケーションは、へたに自分で何日も独学する以上の問題解決効果がありますよく人脈の大切さ・・・みたいなことを言う方がいますが、その本質としては「素晴らしい人に囲まれることで、良質で正確な情報に恵まれ、努力の方向性を間違えないで済む」といったあたりにあるのではないかと思っています。この点コーライティングという手法は繰り返せば繰り返すほど自動的に人間関係が豊かになります。さまざまな(時にはぶつかり合い矛盾する)意見や情報を自由に取り入れることができるのが素晴らしいと思います。

2.ググる

昔「調べる」と言われていた行為ですねw。調べてわかることは意外と多いです。ポイントとしては、調べる内容に応じて適切な調べる方法を選ぶというところが結構大事です。

一般論、公開されている情報 = ググる、本を読む等
言葉にしづらい情報や機材の操作といった実地のこと = YouTubeなど映像系コンテンツ
非公開、あるいは信頼できる関係者のみが入手できる情報 = 有料noteコンテンツ、先輩からの口コミ等

メディアによって特性は異なりますし、同じメディアでも発信者によって情報の役立つ方向性が変わってきます。業界の裏話を聞きたいならググるより先輩に聞いたほうが真実だし、調べればわかることを先輩に聞くより自分でググったほうが合理的です。上手な手段の使い分けが必要だなと思います。

+*+*+*+*+

いかがでしたでしょうか。数回にわたって「DTMってなんだろう」からはじまり「どんな機材が必要なのか、それはどれくらいの予算で実現できるのか」さらには「機材を揃えた後どんな心構え、モチベーションで目標を設定して向かっていけばいいのか」までひととおり簡単にお話できたのではないかと思います。

最後になりますが、ここ数回のCo-Writing Farmオフィシャルブログの内容をもとにオンラインでの講座を企画しました。

12月19日、12:30-14:00にZOOMにて開催します。

申し込みはこちらのPeatixから!!!

ptix.at

「予算30万円でゼロからDTM〜J-POP職業作曲家への道のり〜」
2020年12月19日(土)12:30-14:00
オンライン(ZOOM)
講師:ペンギンス

ブログの内容に共感された方には、より具体的なTIPS、機材のリスト、さらには今回お話したモチベーションやアクション面についてもより深掘りしてお話できると思いますので、ふるってご参加ください!

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DTM機材、30万あったら何を買う?

こんにちは、作曲家のペンギンスです。

前回に引き続き、これからDTMを始めようという方に向けてのエントリです。「これからDTMを始める」という意味なので、シンガーやプレイヤーなどパフォーマンスミュージシャンとして活動されている方でも、DTMを本格的に自宅で始めるぞ、という人には有益な内容になっていると思います。

山口哲一さんのこちらのエントリでも紹介されているとおり、機材をゼロから揃えます、という状況では、新たなPCを買うことを含めてもまずは30万円で十分な予算かと思います。その予算があったら実際問題、何を買えばよいか、今回は具体的なプランを考えてみたいと思います。

【前提】

・予算30万(消費税込み)
・サブスクは除外
・PC含めて機材をゼロから揃える
・シンガー、ギタリスト、キーボーディストなど出自を問わない
・目的は自分で作曲して、作家としてのdemoを完成させること
・コーライトも必要に応じてする

・PC

MacBook Airの一番安いやつ ¥104,800-
→十分すぎると思います。予算に余裕があればメモリを16GBに増設したり、外付けストレージを足したりすればよいと思います。(2020年現在)

オーディオインターフェース

ZOOM TAC-2 ¥17,800-
→なんのことはない私が自分で使っている機材です。安いですが・・・なんの不自由もありません。ライティングキャンプなどにも簡単に持っていけるし、いうことなしです。

・スピーカー

JBL 104-BT-Y3 ¥22,600-
→これ安いのにすごいです。小型のやつが最近高性能すぎます。

DAW

Logic Pro X ¥24,000-
→最初は内蔵音源とプラグインで十分すぎます。

・ソフトウェア

Melodyne 5 assistant ¥36,000-(300USD)
→とりあえずこれがあればボーカル修正ができますので。Logic Pro X内蔵のFlex Pithcという機能もありますが、こればかりは専用ソフトがよいです。

iZotope Ozone 9 Elements ¥2,900-

Splice(サブスク) 説明は省略しますが、サブスク型のサービスのド定番なので、加入して損はないかと思います。(J-POP/K-POP/グローバルPOP向けです)

・入力用キーボード

KORG microKEY Air-49 ¥12,500-
→キーボーディストの私としては61鍵盤ほしいのですが、誰にでもオススメするとなると入力用の49鍵盤で十分ではないかと思います。あと、キーボーディストならこれにダンパーペダルが欠かせません。

ダイナミックマイク

SHURE SM58 ¥12,800-
→迷ったんですがとりあえずダイナミックマイクでいいと思います。コンデンサーマイクって取り扱いに気をつけないと壊れやすいし、設置方法なども気を使うので、手持ちのダイナミックマイクでしばらくは大丈夫なんじゃないかと思います。不便、不満を感じたらコンデンサーマイクのエントリーモデルとしてRODE NT-1やAudiotechnica AT-2020、MXL V67Gなどを買えば良いと思います。

・ヘッドフォン

SHURE SRH840 ¥19,400-
→オススメです。永遠のスタジオド定番SONY MDR-CD900STはさすがにこれから音楽を始める人にどうなのか?というのと、あれもシャリシャリしたローの弱い特性なので、今時ならこれもよいのではと思います。実際900STと併用していますが、ちょうど相互補完的です。

ここまでの総額¥252,800-(税抜)。
意外と安い!

あとはポップガード(マイク用)やケーブル類を揃える感じですね。
ケーブル類は意外と高いです。XLS-XLSとかXLR-XLRの一般的なシールドでも3mならOyaideやBELDEN製品で4-5,000円という感じでしょうか。なのでここからスピーカーケーブルをLRセットで4000円×2=8000円、そしてポップガードその他、1万円以上を追加で使ってしまい、最終的に税込みでギリ30万に収まる、というイメージです。

【ポイント】

・スピーカー、オーディオインターフェース等「音の通り道」に金をかけろ
→機材は音源(ソフトシンセやギターなど)からはじまり、オーディオインターフェースやケーブルなど、音が通過していく回路の中で一番安い回路の音=我が家の一番しょぼい機材の音になります。なので一点豪華主義は基本的にあまり意味がないです。予算内で全てを一定のレベル以上の機材、ケーブルに保つことが重要です。

・おそらく華やかな流行のソフトシンセや最先端のプラグインが掲載されていないと思いますが、一番大事なものはPCを軸としたハードウェア一式で、ソフトウェアはまずはオールインワンDAWをしっかり購入すればよくて、ソフトウェアはそのあとでいいと思っています。「そのバンドル本当に必要ですか?」と自らに問いかける姿勢が大事だと思います笑。

・ギタリストはギター本体が命、キーボーディストはピアノ音源が命、ボーカリストはマイク+プリアンプが命、といったように、あとはそれぞれの出自、アイデンティティに合わせて、譲れない部分に追加の予算を投入すればよいのではないかと思います。

+*+*+*+*+

いかがでしたでしょうか。DTM機材、予算を30万と制限してもかなりハイレベルなスタジオの完成ですね。無料からはじめて、本気でプロフェッショナルとしてやっていくのであってもこの程度の予算感でも、お金を使えばだいぶ見えてくる世界が変わってくる、ということだけ覚えておいていただければと思います。

なお、各機材についてはペンギンスの独断と偏見で、2020年11月現在の音楽制作事情を基にチョイスしました。各機材どうしの相互の相性、ハードとソフトの対応状況をチェックした訳ではないので、購入にあたっては各自で各機材の最新の対応状況を必ずご確認ください。価格についてもwebでざっと調べて概算の市販価格を載せていますので、多少の上下はご容赦ください。機材の直リンクを貼っていないのは最安価格の保証ができかねるためです。

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DTMおすすめソフト(無料・有料)

おはようございます、Co-Writing Farmの作曲家、ペンギンスです。
急に寒くなりましたね。

前回の僕の記事をアップしたら、エンターテック・エヴァンジェリストの山口哲一さんがこんな記事を書いてくれました。

note.com
「これからDTMを始めようと思っている人にアドバイスしておきたいポイント」として書かれていることに僕からも補足をしておきたいなと思ったのでエントリを書きます。

「無料ソフトで始めてみる」について

フリーソフトの活用は今の時代非常に効果的です。Apple GarageBandのようなフリーソフトだけでも相当なことができます。機能面、音質面とも有料ソフトに遜色ありません。
ただ、最後まで無料ソフトで(ある意味)「逃げ切れる」とも思えないのは事実です。無料であるがゆえにサポートやアップデートがしっかりしていない場合もありますし(GarageBandなどは例外ですが)、ユーザコミュニティーが確立されて情報がネットにあふれているのはやはり有料で高いシェアを持つ著名なソフトウェア達です。
なので、「どこにお金を使うか」「予算はいくらか」という発想を考えるステップに進んでいくと考えるのが現実的だと思います。

"無料には2種類ある"

そういう意味でいうと、無料にも2種類あるなとこのブログを書いていて気づきました。1つは一般的な意味での「無料でダウンロードして、無料で使える、いわゆるフリーソフト」です。もうひとつは有料ソフトを30日間だけ試用できる、といったいわゆる「試用版・トライアル版・デモ版」などと呼ばれるものです。これは非常に価値があるものだと思います。なぜなら、経験上よくあるんですが新しいソフトを試してみたい時って大体「この曲のこの箇所にこういう音がほしい」という具体的なニーズがあってのことなんですね。なので1曲作るにあたってとりあえず試用版で試してみて、これは良いぞ、となったら恒久的に使うために有料ソフトを購入する、というのはとても理にかなっていると思います。なので無料ソフトだけでなく、有料ソフトの試用版もうまく活用してほしいなと思います。そうすることで、一定期間だけならかなりのレベルのソフトウェアを無料で活用できるといったこともあると思います。

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以下、ソフトウェアのおすすめを列挙してみます。

・無料ソフトおすすめ(DAW中心)

Apple GarageBand
説明不要、世界No.1のフリー音楽ソフト。Apple純正でLogic Pro Xとの互換性も抜群です。

Cakewalk by Bandlab
かつてのSONARである。Windowsでの無料ソフトの代表例と言えます。

Studio One Prime
Studio Oneを無料と有料どっちで紹介するか迷ったんですが、Primeと銘打って無料ソフトを強く打ち出しているので無料として紹介します。近年シェア急上昇中のStudio Oneを無料で使えるのは良いことだと思います。

・有料ソフトおすすめ(音源、プラグインも含む)

DAW
Apple Logic Pro X
世界シェアNo.1(印象論w)を誇るApple純正のLogic Pro。Mac OSとの完全な連携による堅牢な動作、内蔵音源やプラグインの充実は他の追随を許しません。いまだに32bitに完全には対応していないのがかなりマイナスですが、その他は文句なしのソフトだと思います(個人の愛情が入っていますw)

Steinberg CUBASE
ヤマハが販売していることもあり国内シェアNo.1(印象論)を誇るCUBASEWindowsユーザでの定番ソフトと言えるでしょう。操作しているときのUIはいわゆるミキサーとラックマウントの機材があった頃の、スタジオの回線構造を元にしている感じで、初心者にはとっつきづらいかもしれませんが、おそらく使いこなすと相当安定した操作を実現できるはずです。VSTプラグイン規格は最も普及しているソフトシンセの規格なのでまず間違いなくあらゆる音源・プラグインが対応しているのも良いですね。

【音源】
各分野ごとにいいのが揃ってますが、とりあえず私の主観で・・・

XLN Audio Addictive Drums 2(ドラム)
生ドラム打ち込みたいならとりあえずこれか、Steven Slate Drumsとかでいいんじゃないでしょうか。個人的にはBFDとか買わないでも結構いけるんじゃね?と思ってしまいます。

Native Instruments Battery 4サンプラー
基本的にはドラム音源ですが、サンプラーとしての使い勝手が素晴らしいです。僕はSpliceというサブスクリプション型のサンプルサイトでkickやsnareのサンプルを入手して、このBattery4に取り込んで鍵盤でMIDI音源みたいに鳴らすのが一番仕事しやすいです。

Native Instruments MASSIVE(シンセ・主にベース系)
シンセベースといえば未だにやっぱりMASSIVEは外せないのではないでしょうか。BatteryとあわせてNative Instruments KOMPLETEパッケージに入っているので、結局なんだかんだKOMPLETEは欠かせないなぁという話になると思います。。

Spectrasonics Trillian(ベース)
生ベースはもうとりあえずこれでいいんじゃないでしょうか。あえて比較するとしたら近年人気のMODO BASSあたりは良いと思います。

Spectrasonics KEYSCAPE(ピアノ)
ピアノ音源の超定番。使い勝手良すぎ。他にも色々ピアノ音源は豊富な種類がありますので、比較すると楽しいと思います。

reFx NEXUS 3(シンセ)
EDM系など、J-POPへの応用が聴く定番の派手なサウンドが多く、個人的には重宝しています。アルペジエーターも便利です。

Xfer Records Serum(シンセ)
音ヌケがよく、洋楽的なプリセットが多数あります。波形からエディットしていく操作性も高く、トラックメーカータイプの方にはNEXUSよりも気に入っていただけるかもですね。

プラグイン

WAVES Bundleシリーズ
もうだいぶ全盛期を過ぎた感のあるWAVESですがとはいえL3なかったら困りますよね?みたいな話で、とりあえずセールしてたらWAVESのバンドル何か買っておいて損はないと思います。

iZotope Ozoneシリーズ
いわゆるマスタリングツールというか、ミックスの最終段階で必要となるものです。Ozone特有の音圧感は好き嫌いの分かれるところですが、J-POP制作で有益なのは間違いないと思います。

Ceremony Melodyne
超重要プラグイン。ボーカル等のピッチ補正で大活躍。これがなかったら仕事にならないという超基幹ソフトウェアです。Essential/Assistant/Editor/Studioと4グレードありますが、プロとして仕事をしていくなら高くてもStudio買って良かったぁ、と思います。絶対元が取れます。

Nicky Romero Kickstart
近年のアレンジに欠かせない「サイドチェイン」の技法を簡単に再現できるソフト。正直コンプで苦労してサイドチェインかける暇があったらこれを使ったほうがいいと思います。

Varhalla Vintageverb
ここ最近クリエイターがこぞって愛用している新時代のリバーブの定番。安い!軽い!いい音!文句なしです。

Zynaptiq INTENSITY
マスターにかけるだけで「just slightly better(プリセット名)」になるという夢のようなソフト。高いですが価値はあります。ただ本筋の、しっかりとミックスを作り込んでいく基本的なツールではないので、あくまで飛び道具と考えるのがよいと思います。

最後に(いろいろ書きましたが・・・)

だいぶいろいろと網羅的に紹介してしまいましたが、無料から始めようなんて言っているくらいなので、まずは一歩を踏み出してみることが大切だと思います。
そして上記の山口哲一さんのエントリに戻りますが、「質問できる知人友人と同じDAW環境から始める」というのは想像以上に大事だったりします。今の時代あらゆる情報はネットに転がっており、あらゆるクリエイティブな行為はベッドルームで可能です。でも、だからこそ大切なのは仲間だなと痛感します。孤独になり、質の悪い情報に囲まれ、自分のエネルギーまで劣化してしまうことほど危険なことはありません。「情報収集は仲間と一緒に、機材購入は自分の判断で」行動できるのがベストだなと思います。

僕も出身なので手前味噌感があって恐縮ですが、良き仲間に恵まれコーライティング作曲家としてちゃんとお仕事を頂けているのは、やはり山口ゼミがそのきっかけだったなと思います。来年(2021年)1月9日の無料オンライン説明会のリンクを貼っておきますので、ここまで読んで興味を持たれたかたは、ぜひ気軽に顔を出してみてください。

tcpl.jp

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自己表現の場としての「DTM(Desk Top Music)」に今改めて注目する

こんにちは、Co-Writing Farmの作曲家、ペンギンスです。

1日中Macに向かって仕事していると、ネットから色々な情報が飛び込んできます。僕は物を書いたり読んだりするのが好きなので文字系メディア(noteなど)も結構読むのですが、とはいえ今やインプットの主流を占めてるのは完全にYouTubeです。4Kドローン映像とかを色々なYouTuberが自由にupしてますよね。誰しも自己表現しながら生きていけたら最高だなと思いますし、たぶん歴史上今ほど人間が自由に創作に迎える幸せな時代はなかったんじゃないかと思います。

いっぽうで、やっぱり自分が作曲家という職業を選び、音楽を日々つくっているという立場上、気になることもあります。それは「ゼロからだれかが自己表現の手段を選ぶとき、今でもそこに”音楽”という選択肢はあるのかな?映像メディアがあまりに素晴らしいから、音楽はその引き立て役のようなものになっていないかな?」ということです。5歳の息子がある日音楽を聴いて「YouTubeが壊れてる(=映像がないのに音楽が聴こえてきておかしい)」と言っており衝撃を受けましたが、今や音楽というのは映像の一部になりつつあるのかもしれません。とはいえ音楽のクリエイターも若い世代からどんどん生まれてきていますし、(自分が音楽かだからそう思うのかもしれませんが)映像よりも敷居が低く、抽象度が高いため色々な感情を自由に表現しやすいといったメリットがあると思っています。

生演奏の録音以外の、ほぼ全ての音楽制作の工程がデジタル化された現在、音楽制作現場の主役はDAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれるソフトウェアです。。。というのが常識になっていますが、ふと考えてみるとこの「DAW」という言葉が普及する前に、もっとカジュアルなキーワードがありました。それがDTM(DeskTop Music)」です。90年代を中心とした時期に盛り上がった制作手法で、MIDIと(当時は)ハードウェア音源、そしてシーケンサーと呼ばれるソフトを用いて、PCの中だけで音楽制作が完結するということが魅力でした。

DTMDAWという2つの似て非なる言葉の違いについては、藤本健さんの記事で詳細な説明がされていますので、よければご一読ください)

www.dtmstation.com


自己表現の場としての「DTM(DeskTop Music)」はかつてさかんに盛り上がりましたが、その後SNSや映像メディアの発達により、YouTuber、ドローン、Go Proといった人やテクノロジーに取って代わられ、今では自己表現のファーストステップとしての影が薄くなっているようにも思います。

ただ、上の藤本さんの記事にもありますが、DTMという言葉には2つの意味があります。1つは前述のとおり90年代にMIDI技術とハードウェアシンセをPCでコントロールすることで、一般家庭でもシンセサイザーだけで音楽が作れるようになったこと」をさす言葉。もうひとつはそれから10年以上経過してから、2010年代以降に、DAW内部でソフトシンセ・プラグインだけで完全にプロフェッショナルな音楽制作が完結するようになった時代のDAWという道具を使って音楽をする」行為の総称としてのDTMです。

で、ここからは私見なんですが、おそらくちょっと年齢が上の人ほど、前者のDTMを知っているばかりに後者のDTMについて誤解している人もいるっぽいんですよね。

僕も残念ながら?w、前者のDTMをかじったことのある世代ですが、昔のDTMって今と比べると相当面倒だったんですよね。とにかくあらゆる機材がまだハードだったので、結線する・ソフトウェアに認識させるといった「音を出すまでの準備段階」がハードル高くて、音楽を作り込んでいく前に挫折してしまった経験もあります。そのイメージがある世代だと「DTMって報われない作業・・・」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

でも今は「最初の1音が出るまでのハードル」が物凄く低くなっているんですよね。僕のようなMacユーザでいえば言わずもがなの「Apple Garage Band」が無料で、なんならMac OSにデフォルトで付属してきます。これが信じがたいクオリティで、Logic Pro Xユーザの私から見ても「細かなUIが不便だけれど、音質どうこうは何も問題ない」と言えるものです。Windowsユーザの方でもCakewalk(かつてのSONARを受け継ぐ存在)やREAPER、あとは昨今大人気のStudio Oneにもフリー版がありますし、無料で始められるものとなっています。

sakky.tokyo
というわけで、DAWという言葉がずっとフォーカスされてきたデジタル音楽制作シーンですが、ここらで改めてDTMという言葉が、懐古ではなく現在の音楽を言い表す正確な表現として(ビリー・アイリッシュ的なものまで包含する表現として)改めて注目されていると思います。僕も超久々にDTMという単語でググってみたら、色々と新しい情報が飛び込んできて刺激を受けました。海外ではBedroom Productionとか普通にComputer Musicと呼ばれているようですが、この際J-POPの輸出と共に、アニソンをDeskTopで作る、そんな「DTM」のコンセプトが広まってもいいように思います。

みなさんも自己表現の手段として改めて「DTM」の楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。

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コーライト(共作)という出会いが繋いでいくもの

Singer & Songwriter, Kaz Kuwamura です。

 

鷲尾伶菜さんがソロで、「伶」として歌う 

shokami.jp

の主題歌  Call Me Sick が配信されて以来数週間経ちました。

 

そろそろ上映が終わりになるところも多いようですが、

コロナで延期になってしまったものの無事に公開されて本当に感謝です。

 

 

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Call Me Sickは Anything GoesShotaro さん ELLEYさんとの共作楽曲になっています。

smar.lnk.to

 

お二人とご一緒したのには背景がありました。

 

Anything Goes代表、プロデューサー 浅田祐介さん, とCWF 山口哲一さんがSwedenの大御所 Producer、Songwriterであるダグラス・カー(日本ではSwedish Popとして大ヒットしたメイヤなどで有名)と交流がある縁で

昨年夏にダグラスが来日した際にWriting Sessionする機会をいただきました。そこで一緒だったのがShotaroくん。

 

ちなみに僕は昨年の7月の上旬に単身、Gobal Market向けのWriting CampとSessionに参加しにLondonへ2週間弱行っていました。

 

その際に9月のSpainのBarcelonaでのCampにも声をかけて頂いたので気合いで行くことに。笑 

 

せっかくヨーロッパ行くのにすぐ帰国するのは勿体無いということで、7月末のダグラスとのセッション後にSwedenのダグラスに連絡を取ったところ、2日ほど時間を感謝なことに取ったくれたのでBarcelonaから飛行機でStockholmに飛びセッションを。

 

一つの出会いを絶対に無駄にしない信条と、フットワークの軽さと、日常からセッション制作!というスタンスでやってきたが故に、これからも何処へでも飛んでいきたいですね。

 

さて。話は戻って、日本で意気投合したのでもう1曲Sessionで制作しよう!と後日に改めてShotaroくんとSessionで制作したのがCall Me Sick。

電光石火の化学反応で手応えを感じ

そしてElleyさんにもインして頂いて3人で完成させた楽曲でした。

 

まさに一つの出会いが、次の場を作り、コーライトする中で

「繋がれていく出会い」が産んだ楽曲です。

おそらくLondonやSpainでの経験がなければきっとこの曲は産まれていません。

 

そして伶さんの" Call Me Sick"がなんとTHE FIRST TAKEで!!

youtu.be

かっこよすぎで胸をえぐられてます😭

 

伶さんのソロとしてのデビュー曲として、

また1クリエイターとしても、映画「小説の神様」の主題歌として使って頂けた機会に感謝しかありません。涙なしには見れない映画でした。

 

是非多くの方々に届きますように。

どこにも行けなくても、どこへでも行ける方法〜夏のオンラインキャンプ振り返り〜

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こんばんは、Co-Writing Farm(CWF)の作曲家、ペンギンスです。

今年も夏は規格外の暑さでしたが、何よりも新型コロナウイルス感染拡大との戦いが進行する中での猛暑となったことがキツかったですね。なかなか遠くへ旅行も行けず、近郊であっても友人と飲み会をするのもはばかられる、そんな夏だった気がします。

「人に会えない」という意味では我々コーライティング作曲家にとっても試練の夏でした。5月に開催予定だった神奈川県真鶴町でのコーライティングキャンプも当然中止、その後も対面型でのセッションは相手の事情も考えるとそう簡単には実現できない日々が続いています。

とはいえ、あらゆることにはポジティブな側面があります。今回の新型コロナウイルスの流行を機に、ZOOMなどでのオンラインミーティングが一気に普及したこともそのひとつです。我々Co-Writing Farmの作家たちは4月の緊急事態宣言以降、オンラインイベントの開催やオンライン講座によるナレッジの共有など、オンラインでもできること、いや「オンラインだからこそできること」にフォーカスして作家活動、コーライティング活動を継続してきました。

その集大成ともいえるのが、先月(2020年8月)中旬に開催された「CWFフルオンラインキャンプ2020SUMMER」です。これは休日の1日をまるまる使い、朝10時から夜18時までの8時間で、オンラインでのコーライティングセッションにより1曲を完成させるというものです。参加を希望した30名近い作曲家がZOOMの画面上で一堂に会し、その後事前のチーム分けに基づいて個別のチャットルーム(ブレイクアウトルーム)に移動してセッション開始。データはMessengerやDropbox等のクラウドサービスを活用してやりとりしつつ、濃密なディスカッションで楽曲の精度を高めながら完成までもっていきました。

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ZOOM画面に「全員集合」したオンラインキャンプ参加作家たち。

今回私はオーガナイザーとして、全チームの編成と全体の運営を務めました。前例のないオンラインキャンプということで、各種の不安は常につきまといます。そもそも各自の通信事情、マシンスペック等の理由で、満足にZOOMでのディスカッションができない状況になったら?他のメンバーが作っている音をどうやって聴くのか?事前になるべく不安要素を潰しつつ、出たとこ勝負の要素もありました。
実際にセッションを開始してみると、ZOOM単体なら動作するがDAWと同時に立ち上げると動かない、といった予想外のトラブルに見舞われるチームもありました。ただ、全体的には新型コロナウイルス問題が起こってから数ヶ月経過していることもあり、多くのメンバーがZOOMでのやりとりには慣れている状態で、オンラインセッションが成立しないということはありませんでした。複数のチームのブレイクアウトルームを私が行ったり来たりして状況把握しつつ、テクニカルな問題は早々に解決し、全チームが音楽的な各自の目標に向かってクリエイティブな時間の使い方をすることができたのは幸いでした。
通常のリアルキャンプでは締め切り時間になってもなんだかんだと言いながらギリギリまでクオリティーにこだわってしまうのがクリエイターの常ですが、18時の締め切りと同時に強制的に個別のブレイクアウトルームが消滅するオンラインキャンプは、時間厳守という意味では良いシステムかもしれません笑。全員が締め切り厳守の意識ですばやいコーライティングをした結果、全チームが時間内にディレクター、A&Rに聴かせられるレベルのデモ音源を完成させたのは、正直私にとっても予想外の喜びでした。初挑戦のオンラインキャンプで、スケジュールを守りつつクオリティーも落とさない、そんなことを可能にしているのがCo-Writing Farmの集合知のようなものなのかもしれません。
むろん課題も残りました。通常は良いスピーカーを用いて大音量で楽しく行うデモの視聴会タイムも、ZOOM回線経由で行うことになり、音質は満足とは言い難いものでした。ここはAudiomovers等のプラグインで問題解決できる可能性があるので、次回の開催までに解決しておきたいところです。
今回のオンラインキャンプのオーガナイズを通じて、生楽器に熟達している者がDAW上でもそれを活かせるように、リアルなキャンプの経験が豊富だからこそ、リアルの活動が制限されたときに、オンライン上に活路を見出すことができるのだと思いました。しばらくは簡単に遠くに行ったり、大人数で集まったりすることがしづらい時期が続くかもしれませんが、どこにも行けなくても、どこへでも行ける・・・そんな方法を見つけたような気がします。

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「一人で曲を作らない」という選択

はじめまして。6月からCo-Writing Farmに入会したKiEEです。

私は作詞家として活動して3年ほどです。そして、今から9ヶ月前に山口ゼミに入るまでは、コードネームすら知りませんでした。
「楽器、曲は小さい頃からやっている人だけのもの」という思いがあり、ぶつかる現実もそのような場面が多く、音源自体に関わろうという気持ちはほとんどありませんでした。
でも今ではたくさんの方の力を借り、トップライナー修行中としてコンペに曲を提出するまでになっています。

人生で一番変わったかも……と思うぐらい、毎日がステップアップの連続でした。

私は、外部からの作詞家としてのコーライトインで、Co-Writing Farmと出会いました。

それまでの私は、事務所からいただく作詞コンペにひたすら応募し続けていました。しかし、事務所内でのフィードバックは丁寧にしてもらえるものの、先方の様子や全体的な様子は分からないという、「作詞家あるある」的コンペ迷子になっていました。

その中でインした初コーライトはカルチャーショックでした。

まず、圧倒的に情報量が違う。みんながそれぞれ得意分野で経験や知識を積み重ねて、それを隠すことなく持ち寄って、1曲のいい曲に仕上げようとする。それをまたコミュニティー内の人で共有するわけだから、必然的に所属している人たち全体のレベルが加速度的に上がっていく。
……と、もちろん最初からここまではっきりと言語化できてたわけではないのですが(笑)、「なんかこの人たちやばい……こんなの一人でやってて絶対に敵うはずない」と肌で感じたのでした。
それでも、「歌詞のみのインなのだから、スピードとクオリティで絶対負けたくない」と、ずっと指が震えていたことを、きっと一生忘れないと思います。

まさにカルチャーショックから、自分が変化し始める瞬間でした。

その後、外部コミュニティーつながりのKorivaさん、それから高校時代の同級生であるニッポンコウジさん(本当に素敵な偶然)に背中を押していただき、Co-Writing Farmに入るために山口ゼミの門を叩きました。幸運とご縁に恵まれての決断だったなあ、と思います。

そして9か月間を通し、指導を受け、たくさんの先輩方とコーライトさせていただき、「出せない曲には絶対しない」というCo-Writing Farmのマインドと懐の深さに触れました。
先輩方のクリエイター精神に触れていると、「自分もトップラインを書こう。DAWを勉強しよう。作詞家からコーライターになってもいいはず」と思うまでには、そう時間はかかりませんでした。出来ることをやりたいと、自然に思うようになった結果でした。これには自分でもびっくりしました。

「一人で曲を作らない。コーライトで作る。作りたい」というのは、私が、私のスキルや性格、やり方の中でたどり着いた個人的な結論です。
でも「Co-Writing Farmが居場所になった」「ここで音楽やってて人生変わっちゃった」という話を、先輩方からも多く聞くのは、他の方から見てもコーライトにはそれだけのパワーが秘められているということなのだと思っています。
なので、もし私のように一人で作詞家あるあるに陥っている方は、カルチャーショックと変化への覚悟を持って、ぜひこの空気の中に身を置いてみてもらいたいと思います!

素敵なご縁に感謝して、

良曲作ろ!!

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